2016年04月05日放送のWBS(テレビ東京 ワールドビジネスサテライト)ですごいものみちゃいました。その名も
「エアランダー10」!
画面に映ったその姿が衝撃的!
おしり!!
ひーーー!
なんじゃこりは!
これは、「エアランダー10」という、世界最大の次世代航空機です。
飛行機、飛行船、ヘリコプターの機能を兼ね備えた航空機で、ヘリウムガスで浮かぶ飛行船のようなものです。機体は炭素繊維などの強力な素材でできていて破れたりすることはないそう。翼やプロペラも取り付け可能。ほぼ垂直に離発着できるため、大きな空港や滑走路も必要なく、水や雪の上などどんな場所にも着陸できるらしい。
騒音もなく、燃料も少なくてオッケー。遊覧飛行や災害時の貨物輸送に活躍が期待されているようです。
なんか、地球にやさしい夢の航空機じゃないですか?(゚∀゚)
「エアランダー10」が非常に気に入ったので調べてみました。
エアランダー10の生い立ち
もともとは、アメリカ軍の支援用のLEMV(Long Endurance Multi-Intelligence Vehicle、長時間飛行多用途情報収集機材)として開発されました。2012年には初飛行に成功したものの、コスト面が問題になり、2013年に計画を中止。
その後は、アメリカと共同開発をしていたイギリスのハイブリッド・エア・ビークルズ社が開発を続行。そしてとうとうエンジンなどの装着が完了して飛行できる状態になったようです。
いつ頃、たくさんの人を乗せて空を飛ぶ日が来るのでしょうかね!待ち遠しいです。
写真で見る
まず、正面は、さっきもみたおしりです!!
そして、後部はこんなかんじ。。
ホースでガスが注入されている。。。
上方からはこんなかんじ。
たらこ?
そして、現在、翼やエンジン、プロペラなんかが装着されてこうなってます。
なんか、かわいいです(´艸`*)
どうしようもなくかわいく見えてきました。
足(?)が、いもむしみたいです!!
そして、注目のコックピット
2人乗りで、自動操縦もできるみたいです。
奥が操縦士席、手前が副操縦士席だと思いますが、副操縦士席はレール上に設置されていて、より多くの美しい景色を見るために前方に移動することができますとな(!?)。まあ、レールの真の目的はそれではないでしょう( ̄▽ ̄;)
コックピット後部の部屋
ここはたぶん、貨物室、もしくは客室ですね。観光用で客室になる場合は、四方が透明で景色が堪能できるような作りになるそうです。
いやあ、夢が広がります。
動画で見る
世界最長の航空機の組み立て方?- BBC News
これがエアランダー 世界最大の航空機 – The Verge
かっこいいです。
宇宙船みたいです!
他の乗り物との比較
すっごく魅力的なエアランダーですけども、他の乗り物に比べてどうなの?というのも気になるところです。いろいろ調べて比較してみました。
エアランダー10 |
航空機 |
スペースシャトル |
東京消防ヘリコプター (中型機ちどり) |
|
価格 | 45億円 | 450億円 | 2160億円 | 5億円くらい? |
速度 |
最速150km/h |
900km/h(巡航) |
27800km/h | 254km/h(巡航) |
輸送量 | 10t | 500人 |
7人 |
座席数13席 |
燃費 |
航空機の20%くらい |
50~100m/L | – |
348L/h |
航続距離 | 18000km(※) | 14815km | – | 860km |
巡航高度 | 6000m | 10000m | – | 最高3000mくらい |
航続時間 | 5日間 | 16時間(※) | – | 4時間18分 |
(※)探しきれなかったので自分で計算しちゃいました。たぶんこんな感じかな。
なんか、いいのか悪いのかわからなくなってきました。
エアランダーの時速150kmって、在来線特急の「はくたか」くらいの速度。高速道路で爆走して死ねばいいのにって思われる車の速度あたりでしょうか?
航続距離18000kmって、東京からサンパウロやリオデジャネイロくらい。ヨーロッパのミラノあたりなら往復できる距離ですね。
まとめ
うーん。移動用としてはいまいちな気がしてきました。。。
ポイント地点での遊覧ならば、すごく楽しそうです。グランドキャニオンや、ヒマラヤなど近くで体験してみたい!
それと、もうちょっと小型化して自宅の庭とかに着陸できるようにならないかしら。自家用エアランダーって、なんか未来の乗り物チックじゃないですか?
地球や環境にやさしい自家用エアランダー、実用化求ム。