自営業とパートのダブルワークは保険料が恐ろしくオトクになる!?

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自営業とパートのハイブリッドがオトク

さて、世の中の自営業者(フリーランスなど)の第一号被保険者のみなさま、国民年金と国民健康保険料って高くないですか??

高い割には将来の年金も、月額70,000円ほどしかもらえなくて生活できませんがな。保険料払う気も失せますがな。

ぜんっぜん儲かってないのに、なんでこんなにとられるんじゃ!!ヽ(`Д´)ノ

って思いませんか?

でも、2016年10月からはダブルワークがしやすくなりますので、ダブルワークをすることで保険料もオトクになるかもしれません。

今回のお話は、2016年10月以降に社会保険の適用対象の範囲が拡大されることによって、新しい働き方ができるようになって、社会保険料もオトクになりそうだよ。というお話です。

国民年金(基礎年金)被保険者の区分

まず、自分がどの区分の被保険者なのかを確認します。

国民年金(基礎年金)には日本に住んでいる20歳以上60歳未満の人は全員加入することになっています。そして、その加入者の立場で3つの区分に分けられています。

  • 第一号被保険者・・・自営業者、フリーランスなど国民年金に加入している人。
  • 第二号被保険者・・・サラリーマンなど会社経由で社会保険に加入している人。
  • 第三号被保険者・・・サラリーマンの奥さんなど扶養家族となっている人。

第一号被保険者で、自分で収入を得て青色申告しているけども、もう少し収入を増やしたい&恐ろしく高い保険料をなんとかしたいとお考えの方はおめでとうございます。

もし収入が十分でないなら近所でパートでもしましょう。仲間もできるし収入も増えて、おまけに保険料まで安くなります。

ダブルワークのパターンいろいろ

  1. フルタイム勤務+パートタイム勤務
  2. フルタイム勤務+自営業
  3. 自営業+パートタイム勤務
  4. パートタイム勤務+パートタイム勤務

などなど。

上記、4パターンのうち今回オススメしたいのは「3.自営業+パートタイム勤務」です。

オトクになるためには「第一号被保険者」+「第二号被保険者」の組み合わせが大事です。

なぜ自営業+パートタイム勤務のダブルワークがいいの?

まず、上記4パターンのうち、1と4は2箇所以上の会社に勤務している状態となり、2箇所の収入を合算した額に応じた保険料を支払う必要があります。なので、オトクはありません。働いたら働くだけとられます…

オトクなのは、2と3ですが、2はフルタイムで働いている勤務先でたくさん保険料をとられる上、時間もとられますので自営で稼ぐのはたーいへん。

なので、現実的で1番オトクなのは3です(゚∀゚)

3.自営業+パートタイム勤務がオトク

実は、この3のパターンだと社会保険料はパートの収入にはかかってきますが、自営で稼いだお金にはかかってこないということになっております。

要するに、パートで10万、自営で100万稼いだとしたら、社会保険料はパートの10万にしかかかってこないのです!

その根拠は?

第一号被保険者と第二号被保険者の身分を同時に持った場合は、第一号被保険者の資格を喪失し、第二号被保険者に集約されます。以下参照。

(適用除外)
国民健康保険法 第六条  
前条の規定にかかわらず、次の各号のいずれかに該当する者は、市町村が行う国民健康保険の被保険者としない。
一  健康保険法の規定による被保険者。

そして、第ニ号被保険者が2箇所以上から収入を得る場合はそれを合算しますが、合算する条件があります。「同時に2以上の事業所で報酬を受ける被保険者”」です。以下参照。

健康保険法 44条3項(以下、44条3項)
同時に2以上の事業所で報酬を受ける被保険者について報酬月額を算定する場合においては、各事業所について、———– (省略) ————– 算定した額の合算額をその者の報酬月額とする。

厚生年金保険法 24条2項(24条2項)
同時に2以上の事業所で報酬を受ける被保険者について報酬月額を算定する場合においては、各事業所について、———– (省略) ————– 算定した額の合算額をその者の報酬月額とする。

第一号被保険者資格はすでに喪失していますので、パートの第二号被保険者資格を一個しか持ってません。ので、上記の条件にあてはまらず合算の必要はナシ。

よって、今回の場合、社会保険料を計算するときは第二号被保険者側の収入だけを使います。

というからくりですよ。

なんということでしょう…。

健康保険料だけで考えますと…

パートはせず、自営だけで月100万稼いでたら国民健康保険は64,000円超/月です。なのにパート勤務をして社会保険に加入したら10万にかかる健康保険料約6,000円/月を払えばオッケーなのです。

10分の1…。

…本業で充分稼げればそれに越したことはありませんけどもね…そういう人ばかりでもありませんので、自営だけではちょっと苦しい人はダブルワークをしてオトクに保険料を払おうということです。

収入も少し増えますし。

パートするなら週20時間以上を検討しましょう

2016年10月以降は社会保険の適用対象の範囲が拡大されます。

[su_note note_color=”#e8f2fe” radius=”0″]

【社会保険適用対象者
1.勤務時間が週20時間以上
2.1カ月の賃金が8.8万円(年収106万円)以上
3.勤務期間が1年以上見込み
4.勤務先が従業員501人以上の企業
5.学生は対象外

[/su_note]

「1」については、今までは週30時間以上の勤務が必要でしたが、2016年10月以降は週20時間以上勤務で加入できるようになります!ココがポイント。

週30時間(毎日6時間、週5日)でパートしたらほぼ自分の本業ができませんが、週20時間(1日4時間、週5日)の勤務ならなんとかなりそうです。自営でお店やってたりすると難しいかもしれませんが…。毎日半日ほど時間が取れるフリーランス(儲かってない暇人)なら可能なんです!

おまけに本業の仕事がなくても、パートで安定して最低限の生活費は保証されます(゚∀゚)

ちなみに、夫の扶養になっている世間のパート奥様たちは、今まで年収130万までは社会保険の加入は不要でした。10月以降は年収106万から社会保険加入が必須となることで勤務日数を減らす人が出てきたりして、働きたいのに働けないという変なことになっています。みんなにもっと働いてもらいたいという国の思惑とはちょっとちがう事態がおこっているみたい。

パートの社会保険に加入するしないでどのくらい違うの?

ここで試算をしてみます。

[su_note note_color=”#e8f2fe” radius=”0″]

icon-user フリーランスAさん

41歳。独身。神奈川在住。デザイナー。

デザイナーの仕事は波があるので、毎月の最低限の収入はパートで補填。

パートは週20時間以上の契約で月収10万円。パート先で社会保険加入。

収入:3,000,000円(年収)

内訳:パートタイム:100,000円/月(年収1,200,000円)
   デザインの仕事:150,000円(平均)/月(年収1,800,000円)

[/su_note]

パート先の社会保険に入った場合と入らなかった場合、同じ収入だとすると下記のように年金や健康保険料の支払額が大きく変わってきます。

 社会保険に加入なし 国民年金保険料
(16,260円/月)
国民健康保険料
25,126円/月)
合計(年額)
195,120円  301,512円  496,632円
 社会保険に加入あり 厚生年金保険料
(8,735.7 円/月)
 健康保険料
(5,659.5 /月)
 合計(年額)
104,828円  67,914円  172,742円

どっすか??

半額以下ですよ!

出血大サービスのバーゲン価格ですよ!

60%オフですよ?

びっくらしました。

自分の収入で試算してみたい方は下記のサイトで計算してみてね↓

[su_note note_color=”#ffffff” radius=”0″]

 icon-hand-o-right 国民健康保険料の計算はこのサイトが便利です。年齢と年収を入力すれば自分の国民健康保険料の計算ができます。居住地によって保険料が違うので、自分が住んでいる地域を選んでネ。

国民健康保険計算機 icon-external-link 

icon-hand-o-right  厚生年金保険料や会社の健康保険料の計算はこのサイトが便利です。シンプルでわかりやすいです。会社の所在地、月収、年齢を入力すれば計算してくれます。(゚∀゚)

社会保険料の自動計算ツール icon-external-link 

[/su_note]

まとめ

マイナンバーが始まったことで、今後はもしかしたら全ての収入が合算されて社会保険料が徴収されるようになることも考えられますが、とりあえず今のところはそうなっておらず、このワザが使えそうです。

なんだか、ずるっこしてるみたいで世の中の人に申し訳ないような気がしますが、不正ではありません。堂々とパートして社会保険料を少し払いましょう。笑

ただし!確定申告時にはしっかり税金がとられます~。涙

あれ?社会保険料控除が減るから、税金ガッツリとられる気がしてきた。

[su_note note_color=”#e8f2fe” radius=”0″]

例)年収300万円の上記のフリーランスAさんの場合の控除額

・社会保険加入なし 保険料496,632円x税率10%=49,663円

・社会保険加入あり 保険料172,742円x税率10%=17,242円

差額は 49,663円-17,242円=32,421円

パートの社会保険に加入した場合、最終的に32,421円余計に税金を払うわけですね。

※所得税率10%で計算

[/su_note]

単純計算すると、やっぱりパートの社会保険に加入したほうが年間30万弱オトクになるという結果になりました。

保険料や税金の計算はこのように単純計算はできませんので、最終的にはどこかで辻褄が合うようになってるのでしょうかね。ぎゃふん。←死語?

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