イギリスが怪しいことになってきました。EU離脱撤回はありえるの?

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いろんなニュースを見ていると、イギリスのEU離脱は撤回されるんじゃないかと思えてきました。

離脱に投票した一部の国民本人たちが後悔しているらしいことや、離脱派の党首たちが主張してきた情報に誤りがあったり、投票後に発言を撤回したりと、なんとも怪しいことになってきました。

そのうえ、離脱派の代表的人物までもが逃げた!

キャメロン英首相の後継者を選ぶ保守党の党首選は、30日の 登録締め切り直前になって「本命」だったジョンソン前ロンドン市長が突如出馬を見送ると表明し、英政界に大きな衝撃が走った。欧州連合(EU)からの離脱派の「顔役」で、カリスマ的人気を誇るジョンソン氏の翻意の真意は不明だ。ただ残る候補は残留派だったメイ内相も含めて対EU強硬派が多く、離脱プロセスは対決色が強まる可能性がある。-日本経済新聞

ぎょええええ!

結局本心は誰も離脱したくないってこと?「離脱!離脱!」って言う割には、EUとの交渉はゴメンだってことですかね?

確かに、時間もかかるしすんごくめんどくさそうですし、たぶんイギリスの思うようには交渉は進まないでしょう。イギリスがいいとこどりをしてEUから脱退できるなんて普通に考えてありえません。

イギリスの離脱撤回はありえるの?

現実問題、撤回は可能なのでしょうか?

興味深い記事はこれ。

 icon-external-link 英国に浮上の新たな選択肢「EU離脱撤回」は実現可能か?-Forbes JAPAN

どうです?ありえそうですよね。

民主主義国家である以上、一度結論が出た国民投票をもう一回行うという選択肢はなさそうな気がします。となると、上の記事にあるように、総選挙でもう一度残留派の政治家を選ぶか離脱派の政治家を選ぶかというのはありな気がします。

残留派の政治家たちは、今回実施された国民投票の結果を無視すべきだと主張する訳ではない。「実際に離脱する前に、今回の結果を見直す機会を国民に提供する」と説明する必要があるだけだ。-Forbes JAPAN

そうです。建前はこれですよ。

株価も戻してきている

世界中の誰も、株価の下落を喜ぶ人はいません。株価が上がれば、年金を株式運用している国も、自社の価値が上がる企業も、株に投資している個人も嬉しい。Total-Winです。

あ。信用取引で売りポジションを持ってる人は涙が出ますね…。

…というわけで、こんな怪しい状況の中でもなんとか株価は上がっていきます。

「イギリスさん…、頼むから絶対にEU離脱なんてするなよっ!」っていう世界中の無言の圧力になってたりしませんかね(^_^;)

不謹慎だが娯楽映画をみているようだ

もう、どうなるのか気になって気になって。ニュースもイギリスのEU離脱の話題になると食いついて見てしまいます。

離脱派のメイン人物だった前ロンドン市長ジョンソン氏が逃げ出したことで、ますます目が離せなくなりましたよ。

EUとの交渉については残留派の政治家はやりたくないでしょうし、たぶんできません。キャメロン首相はほんとにお気の毒です…。「交渉は後任に任せる。」もう、これしか言えませんよ…。

あー、不謹慎だけどおもしろすぎる。池上さんに緊急特番やってほしい。

EUのことやイギリスのこと、ヨーロッパ全体のことや経済のこと。いろんなことが興味深く思えてきます。これは学校の社会科のいい教材ですね。

めっちゃ楽しく学習できそうです。

最後、真面目なはなし。

今回のEU離脱騒ぎで、他の国から移住してきた人たちに対する攻撃がひどくなっているとも報道されています。心ない言葉や嫌がらせを受けることが多くなったとか。紳士の国イギリスが本当に残念なことです。寛容に移民を受け入れてきた歴史があるのに、声高に移民非難ができるような環境ができあがってしまったことが悲しいです。

アメリカでもトランプ氏が移民非難しています。いまや、大統領選の共和党の代表となりアメリカ大統領になってしまう可能性があります。トランプ氏も貧しい労働者たちの支持が大きいようです。裕福で湯水のようにお金が使えるトランプ氏が貧しい国民に寄り添えるとはとても思えないんですが、国民は洗脳されてるんでしょうか?本当に恐ろしいです。

選民主義のヒトラー再来のような気がしてなりません。彼も貧しい労働者たちを味方にし、煽ってユダヤ人を迫害していきました。

EUを離脱するかどうかという単純な問題ではなく、その選択の奥深くにある人間の不満や不安、闇を表にあぶり出してしまったような気がします。

「終わりの始まり。」

そうならないように最善の選択がされることを願っています。

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