まず表紙から!ぎゃー!わたしの大好きな江口寿史先生で興奮します!
女子を書かせたら、江口先生ほど魅力的に書く人はいないと思うのです。表情からポーズ、ファッション、細かい洋服のしわまで、女子の魅力を漏らさず完璧に表現してると思います。
ファンになったきっかけは小さいころに読んだ名作「ストップ!!ひばりくん!」でした。ストーリーも斬新でしたが、ひばりくんのファッションがとにかくかっこよかった~。もうひとりの主人公坂本耕作くんは、普通にギャグ漫画の風貌でしたけども。。男子は基本的に見た目ギャグ漫画・・・。かっこいい男子のイラストも見たことないし、
江口先生、かっこいい男子は書けないのでしょうか??
ふぅ~っ。表紙についてだけで1本記事が書けそうでした。
ここから本題。
ブログを書くようになってから、文章を書くのって、しかも誰かに伝えたいことを伝わるように書くのって結構むずかしいなって思ってました。何かコツがあるのなら知りたいと思って手に取ってみました。
この本を読んで、心に残った、つまり「刺さった」5つのポイントについて書きたいと思います。
Point1本は隅から隅まで読む必要はない
特にビジネスジャンルの本は、流し読みで十分得られる場合がある。ということ。もちろんどっぷりと作品世界に入り込みたい小説は、1か月でも2か月でもかけて隅々まで楽しんで読めばよろしい。何かのヒントを得るために読むビジネス書は、できれば効率的に必要な部分だけ読みたいし、読むテクニックがある。という話。
かなり乱暴にはしょっちゃいました (テヘペロ ← 使ってみたかった)
本は隅々まで読みたい気持ちになりますが、隅々まで読むことが義務になると、楽しいはずの読書が途端につまらないものになってしまいます。わかります。そして、ただ活字を目で追っている状態になり、内容はほとんど頭に入ってこない・・・。という空しい状況になりがち。
そんな読書より、興味のあるところ、読みたいところだけ読むことで、その本から何か1つでも得られればその読書は有意義で成功だということです。
わたしの場合、読書は頭の中で音読してる(映像まで浮かべてる!)ので読むのが遅いんです。でも読書は大好きなので、できるだけ早くたくさん読みたいのです。この本の最初で「ビジネス書は流し読みで十分」と言われ、2時間で読み終えました。ほぼ読みましたけども。
Point2助詞のおもしろさ、奥深さ「てにをは」
助詞ってあまり意識したことなかったんですけど、作者の印南さんはこのように言っております。
私は、ひょっとしたら助詞のことだけで語り明かせてしまえるのではないかというほどの助詞好きです
こんな人いるのか!( ゚Д゚)
そして、こんなことを言っています。
日常的に書いているさまざまな文章で、助詞の使い方の実験をしたりもしています。たとえば、コミカルなアプローチをしたいときなどには意図的に助詞を外すとか。というのも、そうすると気の抜けたような、ちょっとバカっぽい雰囲気を出したりもできるわけです。
このあと、例文がのってるんですけども、確かにバカっぽいというか、仲良しの友人に送るメールの文面です。日常的に使ってる話し言葉ですね。あれってちょっとバカっぽかったみたいです。笑
意図的に助詞を操作することで文章のイメージが変わるというのが新鮮でした。わたしも意識して使ってみたいと思います。
Point3テンとマル
文章中のテンとマル(句読点)の使い方で、文章の勢いやリズムを変えるというお話。
文章を書くとき、どこにテンを打つかって結構考えちゃうんですよ。ばばばばーっとキーボード打ってると、いたるところでテンをうってしまう癖があるみたいで、あとで読み返して直すことがよくあります。
うまく打つのは大事なこと。読みやすい文章には必要不可欠なので大事に打ちたいと思います。
Point4漢字と仮名のバランス
これも文章を書いてるときにはすごく意識します。キーボードの変換で漢字にされちゃったりすると、あとでひらがなに打ち直すこともよくあります。
できるだけ、難しい漢字や言葉を使わないっていうことは気を付けてます。
Point5一気に書き上げて後で推敲する
そう。一気に書き上げる勢いってすごく大事です。
まずは書き上げることに集中することを勧めています。考えている時間にその文章からは鮮度が失われていくと言っております。
確かに、書きたいことのイメージがぐぐぐーっと盛り上がって、考えがまとまって、一気に書ける時ってあるものです。ただし、そういう時は独りよがりなひとりで盛り上がったはずかしい文章になりがちなので、少し時間をおいて見直し、ひとつづつ修正することが大切です。
まあ、ブログなら盛り上がって書いた文章もおもしろいんですけどね。笑
まとめ
伝わる文章を書くという本なので、当然、全体的にすごく読みやすいです。
ただひとつ、気に入らない箇所が。。
最後の「SPECIAL対談 ライティングで大切なことって何ですか?」これは、いらなかったかな。本のメイン部分で書いてあることの繰り返しでした。もしかしたら、この対談の内容を書き起こしたのか?っていうくらい。
本の最初の流し読みの提案通り、「SPECIAL対談」はほぼ読み飛ばしました!
ほー。
「対談」流し読みでも十分に何が書いてあったかは理解できているみたいですよ!先生!