みなさん、旅を楽しんでいますか?
どんなに時間がたっても楽しく思い出すことができる旅ってどんなでしたか?きっとハプニングやトラブルがあった旅に違いありません。笑
過去、いろんなところに行きまして、いろんなところでスリの攻撃を華麗にかわしてきましたが、今回ついにやられてしまいました( ゚Д゚)
今まで大丈夫だったし。という、スリを甘く見ていた自分への戒めもかねて、ここに記します。。。
パンを食べにパリへ行く
今回のパリヘの旅行の目的は、「おいしいパンを食べる」でした。本に載ってる有名店もいくつか行きましたが、そんなことより印象深い衝撃的な事件が起こったのです!ひえー!
意外と知らない!?クレジットカードの海外キャッシングは便利です
でも少し書きましたが、今回の旅行先はフランス パリです。ちょっと長めの旅程(10泊13日)でしたので、現金は最小限だけもってお出かけしました。
お財布の中身
- 現金(日本円)32000円
- クレジットカード VISA1枚、JCB1枚
- EDYカード 4000円チャージ済み
- VISAギフト券 2000円分
- 免許証、健康保険証
いつも通りの貧乏旅行 上海経由でパリヘ
中国東方航空利用で、上海経由でパリヘ。11月末のシーズンオフ。チケット代は往復、燃油込みで75000円ほどでした。
そして今回搭乗した中国東方航空は初めて乗る航空会社なので、興味津々。笑
しかも中国系ですし、きっと笑えるなにかがありそうな気配に期待も膨らみます。
うーん。予想に反して機内はきれいですし、各シートにちゃんとモニターもついてます。食事も普通の量だし普通においしい。普通に使える航空会社だと判明。今後も乗るかもしれません。
ところが、ついにでました。
体操の時間。
乗客全員でモニターを見ながら体操をします~。
長時間のフライトですし、エコノミー症候群を防ぐためにも体を動かすことは大切ですよ。わたしももちろん張り切って参加します。
楽しく機内で過ごして、無事に翌日早朝にパリ、シャルルドゴール空港に到着。
空港に着いたらまずやること 現金の調達
さて、いよいよパリ到着ですが、お金持ってません。なので、空港で当面のユーロ現金を調達しないといけません。そうです、今回は両替所ではなくクレジットカードのキャッシングを利用してみます。
空港のいたるところにATMはありますので、できるだけ落ち着いて作業ができそうなところを選んで、いざ、400ユーロ(当時のレートで42000円ほど)をキャッシングしてみます。
クレジットカードのキャッシングは利用の度に手数料が200円ほどかかりますので、とりあえず友人の分と合わせてキャッシングして建て替えることにします。ちょっと額が大きいので、いまこの場で小分けしてしまいたいのですが、人が多い空港なのでちょっと躊躇してしまった!
本当は、現金も財布とポケットに分けて、クレジットカードも分けて、現地で使わない免許証や保険証やEDY(なんでこんなの持ってきたのか!)は別にしまっておきたかった。。。しょうがないのでホテルについたら小分けすることにして、とりあえずそそくさと全部財布にしまいます。
早くホテルにいくよー!
空港からのエアポートバスでとりあえずオペラ座近くまで行きます。オペラ座からは地下鉄でホテルまで行く予定です。
バスを降りたら囲まれた
オペラ座近くのバス停でバスを降りたとたん、褐色の肌の小柄な女性たちに囲まれました。手にはクリップボードを持って、署名を求めるように差し出してきます。そしてすごい勢いでぎゅうぎゅうとわたしに詰め寄ってきます。
見た目、あまり裕福そうではなかったので、賃金格差是正とかの署名運動かな?と考え、何の署名なのかい?と、ボードに挟まれている紙をよーく見ようと紙に集中してる隙にやられました!!!
はっ!と嫌な予感がして肩から斜めに掛けてたショルダーバッグを抱えようとしたら、ファスナーを開けられ、小さい女性が手を突っ込んでいます!!
「どろぼぉぉぉーーーーーーーーーぅ!!!」
時すでに遅し..orz
周りを囲む女たちは、「何なの?私たちなにもしてないわよ?調べてもいいよ?」と言いたげに、両手を広げ、にやにやしています。
そう、集団スリです。実行犯はすでに財布を抜き取って遠くに行ってしまった後らしく、通勤途中の親切なフランス人が気の毒そうに、「道に落ちてたよ」って折り畳み傘やポーチを拾って届けてくれました…orz
とりあえず、手に触れる財布っぽいものをつかんで逃げて、いらないものはその辺に捨てたようです。
くっそー!
まずは、クレジットカードを止める
オペラ座近くなら、JCBやVISAのカウンターが近くにあるかもしれない。と地図で確認すると、近くにJCBプラザがあるではないですか。とりあえずそこに行って、カードの利用を停止してもらいます。日本語通じますし、電話もかけてくれます。JCBだけでなく、VISAのほうにも電話してもらっちゃいました。ふぅ~助かりました~。
盗まれたカードを停止して、カード再発行して自宅に郵送してもらうように手続きをしておわり。怪しい利用歴もありませんでした。
とりあえず、持ってたカードの種類やカード番号などは電話するときも必要ですので、コピーを別に持ち歩くか(財布の中では意味なし!)、スマホ利用してるならカードホルダー的なアプリに保存しておくとよいと思います。
JCBプラザの担当者も慣れたもので、「別にいつものことよ?」って感じで淡々と手続きをしてくれます…そして、警察行くならここへ行ってねと、地図と「被害証明作成依頼書」を渡してくれます。
こんなやつです。→http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/pdf/tonaniraisho.pdf
これに記入して、警察にもっていきます。
パリ警察
大きいスーツケースはJCBプラザで預かってもらって、たぶん何も戻ってこないとは予想しつつ念のため警察へ行って盗難証明書をもらうことにします。地図を頼りに警察へ行って中へ入り、受付っぽい人に上記の「被害証明作成依頼書」を渡すと、ちょっと待たされたあと、簡単な事情聴取?みたいな聞き取りが行われます。お互いに微妙な英語力ですが、英語が書かれた紙を見ながらでしたので何とかなると思います。
そして、盗難証明書を発行してもらっておわり。あとでよく見たら、「スリ」での届だったのに、「置き引き」被害になってた(^_^;)
まあ、パリ警察ものーんびりした感じで、犯人を捕まえようとする気配は全くありませんでした。いつものことね。という慣れた対応。
現金はもどってこない
海外旅行保険に入っていたとしても、現金は保証されません。保証されるカードもあるのかしら?わたしもクレジットカード付帯の海外旅行保険がありましたが、現金は保証なしでしたので、今回は盗難証明書をもらったところで終了としました。
JCBプラザで預かってもらっていたスーツケースを受け取って、友人のカードで少しキャッシングして、今回の旅行は友人のお財布に頼らせてもらいました(^_^;)
いつも迷惑かけてスマン。
まとめ
今回の初被害、ものすごく反省しましたよ。反省点は
- 財布の中身を別々にしていなかったこと
クレジットカードは2か所に。現金は小分けして、財布、ポケット、どこかなど必ず分散させて持つことが大事です。普段街中では、ポケットから払います。財布は広げない。 - 運転免許証や保険証、ギフトカードやEDYなど日本でしか使わないようなものまでもってきていたこと
- パリは3度目、旅慣れていると過信したこと
ホント、総額80000円以上も盗まれて散々な目にあいましたが、すごく印象に残る旅になりました。ちなみに、ほかの国でも様々被害にあいそうになってます。
ちょっと思い出しただけでもこんなに!
- イタリアローマ ナヴォーナ広場のミサンガ売り
- スペイングラナダのお花売り
- スペインバルセロナの段ボールスリ
- ヨーロッパ鉄道旅行中の貧乏学生詐欺
- 中国北京のこどもスリ
- タイバンコクのタクシー詐欺
- フランスパリの地下鉄スリ、路上こどもスリ、集団署名スリ
いろいろ売ってくるのは、「いらない!」と無視すればいいです(受け取ったら最後、しつこくお金を要求してきますので、差し出されてもやたらと手をだしたりしない!絶対にタダでくれるものなんてないです。)が、厄介なのはやっぱりスリです。
過去、何度も自分や友人の鞄に手を突っ込まれてるところを見ました!まあ、財布は持ってなかったりしたのですべて未遂だったのですが、恐ろしいです。友人と一緒なら、お互いに見張っているのも大事大事!
被害にあったしばらくはテンション下がりまくりですが、数年後には笑って話せるネタになります(カラ元気)。