記者の魂の記事を読む ~ 会社四季報はオモシロイ

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魂の記事

さて、会社四季報シリーズ第2弾です。

四季報シリーズ…

…人気がありません。ぐえっ。

…誰も見てくれません。ぐおっ。

四季報こんなにおもしろいのに…。

さみしいけど、がんばって続けてみます。

さて、今回もディー・エヌ・エー(2432)を例に見ていくことにします。

下の赤枠②は見出しがふたつついていますが、右側が「業績欄」、左側が「材料欄」と呼ばれ、四季報で最も注目すべき、四季報記者の魂の記事です。

四季報記者の魂の記事

業績欄(右側)で会社の勢いをみる

業績欄は、業績予想数字についてのコメントになっていて、どうしてこの予想なのかという根拠についてまとめられています。

業績予想は左下の【業績】欄をみます。

例えば、この号は16.6発売の夏号ですので、前期(16.3)の業績が出た後で、その結果を踏まえての今期(17.3)、来期(18.3)の予想が掲載されています。

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左下のほうを見ると、「17.3予」「18.3予」とありますが、これが四季報の今期(17年)と来期(18年)の予想になります。会社予想の場合は左端に「会」とつきますが、ディー・エヌ・エーは出してないですね。

会社予想に対して四季報の予想がどうなのかを比べることで、上方修正や下方修正の可能性を予測することができます。

あ。【業績】の詳細についてはまたの機会に。

さて、「業績欄」のコメントについてよくみてみます。原則として業績予想1期目のコメントになっています。よって今回の場合は17.3の営業利益(本業での稼ぎ)についてのコメントです。前期に比べてだいぶ増えてますねー(19,816→30,000)。この理由は、「スマホゲームが堅調であり新作も投下しての売上アップ。海外ゲームや野球、新規事業の赤字が縮小することで赤字改善。下期には任天堂タイトルで回復予定だよ!」って四季報の記者が教えてくれております。

業績アップの理由は赤字が縮小することだけでなく、本業でも稼げるからだと「業績欄」から読み取れるのですね。本業での稼ぎがないと会社は伸びていかないからこの部分大事です。

深い…

材料欄(左側)で会社の課題や評価の材料をみる

「材料欄」では、中長期にわたって会社の業績に影響を与えそうなトピックスや、抱えている課題、経営目標などがまとめられています。

製造業なら工場の新設や海外拠点の展開などの設備投資に関すること。小売業なら店舗展開等についてコメントされたりします。

ディー・エヌ・エーの場合は、新規事業についてコメントされています。「キュレーション事業は下期から黒字化予定。四半期(1年の1/4である3ヶ月)の利益目標は10億円!」と出ています。今後、目標どおりに利益を出せるかどうかに注目していく必要がありそうです。

ちなみに、前期の四半期の営業利益はどのくらいか確認してみました。

四季報だけでは細かく見られないので、会社のサイトのIR情報を見に行きます。

参考:DeNA

参考:DeNA

さて、前期の第1四半期の営業利益は40億ほどでしたので、そのうちの10億ですから、結構大きい目標なのでは?

【見出し】にはヒントがいっぱい

「業績欄」の見出しはなんとなーく決まった表現があります。少しの文字数で会社の勢いを凝縮して伝えるために工夫が凝らされているんですね。

例えば、

プラスイメージの見出し

【絶好調】【最高益】【続伸】【飛躍】【大幅増益】【連続増配】【増配か】

もう、調子いいーっ!って感じです。

テンション上がります!あなたについていきます!!って感じです(・∀・)

中でもサプライズが起こりそうな見出しとして

【急回復】【連続最高益】【上振れ】【独自増額】

などが要注目です。上方修正が発表されそうな気配ですよね(゚∀゚)

増配なんて投資家としては心が踊りますよね!!(・∀・)

マイナスイメージの見出しとしては

【大赤字】【大幅減益】【急落】【続落】【無配】【下方修正】

など…

みただけで冷や汗が噴き出てきそうです…(^_^;)

テンション下がります。

プロの投資家(ファンドのマネージャーたち)も、四季報の見だしてファンドに組み込む銘柄を絞り込んでいくことがあるそうですので、素人個人投資家も習って【見出し】には注目してみましょう。

まとめ

こんな小さなスペースに、よくこんなに情報が詰まってるなーって思います。

四季報の記者は120人以上おり、それぞれの担当業界の会社を取材して、3ヶ月毎に業績予想数字を見なおしています。業界や会社によっては、発表する会社計画にクセがあるらしく、上方修正や下方修正しやすい会社があるのです。そこら辺は、担当記者ならよくわかっていますので四季報で情報を教えてくれているのですね。

独自の取材で手に入れるネタもあるでしょう。わたしたちは、2000円の本を1冊買うだけでその情報を手に入れられます。四季報記者さんの魂の記事が読めるのです。

四季報…

深い…

おもしろすぎる。

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